それは30年近く前のある日
本社から1着のジャケットが送られてきて
テストを頼まれた。
頑丈な生地に高い防水性
本格的なオフロードジャケットだった。
普通にツーリングで使ったりすると暑い日は暑いし
寒い日は寒い、でも雨や転倒時のダメージも含めて
すべてをそこそこに納めてくれる万能な仕上がりだった。
ツーリングや河原遊び、11月の雪の大台ケ原等いろんな場所で試してみて
これからのアドベンチャー志向のこのウェアーにに大きな期待を持った
実際にモンゴルラリーなどにも着用され一定の評価を得ていたと思う
ただ、当時ビッグオフローダーの文化もなくハードな仕様を受け入れてくれる環境がなかったせいか
販売は短期間で終了・・・
オフロードジャケットとしての成長は進まず、ロングツーリングウェアーとして受け入れられやすい仕様に変わっていき
ベンチレーションが充実して、柔らかい生地が好まれるようになり、冬の寒さにも最強なダウンジャケットがセットアップされ
ツーリングジャケットとしてののトップモデル、アロフトジャケットが誕生した。
ただ、僕が当時思い描いていたラリージャケットへの進化はオフロード部門の中止により絶望的となってしまった。
それから長い月日がたち
機は熟した
K-2415 FORWARD AD JACKET
他の色、&パンツはまだ入荷しておりませんが
それまでこの色のジャケットが残っているのだろうか
色々な機能的な事はHPの製品紹介やYouTubeでもみて下さい。
暖かいジャケット、涼しいジャケット着心地の良いジャケットは他に沢山あります。
マジックテープやボタンがいっぱいあってメンドクサイジャケットです。
でも、あの頃の夢の続きは確かにここにあります。